派遣労働のメリット・デメリット

派遣労働者の受け入れや利用には、制度上いくつかのメリットやデメリットが存在します。

まず派遣労働者を受け入れる企業側の最大のメリットとしては、業務の繁閑に応じて労働力の調整が正規雇用の労働者だけで会社を運営するよりも容易であることが挙げられます。
またパートやアルバイトといった同じ非正規雇用の労働者と比較しても、一定の専門的なスキルを持っている労働力を享受できるのもメリットといえます。

その一方でデメリットとしては、派遣労働者の受け入れ企業の多くは派遣労働者について長期的な雇用を前提としたものではないことから、人材育成やその者のキャリアアップを目的とした投資などに前向きでないことが多いため、派遣労働者のスキルやモチベーションが上がりにくいというケースが考えられるということです。

また労働者派遣制度は派遣元との派遣契約を最初に締結する必要があるなど、一般の労働者を雇用するのとは異なる手続きが必要になるので、派遣元・派遣先ともにさまざまな法規制がかかってきます。さらに派遣労働者を受け入れる事業所は正社員と車検労働者の二重の雇用管理が必要になるなど、労務管理の煩雑さが増えてくるので注意が必要です。

下表では派遣労働者、派遣労働者を受け入れる会社側の立場、それぞれのメリット・デメリットについてまとめています。

メリット デメリット
受け入れ企業 ・必要に応じて即戦力となる労働者を素早く確保できる
・正規雇用と比べて景気変動に応じて雇用量を調整しやすい
・人材育成の賃金以外のコスト(募集費用、訓練期間など)が削減できる
・会社に対する帰属意識や協調性が希薄な場合がある
・就業へのモチベーションを上げにくい
派遣労働者 ・ライフスタイルに合わせた就業形態を選ぶことができる
・多くの職場を経験することによるスキルアップが可能
・就職活動からの開放される
・正社員と比較して低賃金
・雇用が不安定

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