確定拠出年金とは

確定拠出年金とは、拠出記した掛け金の額が個人ごとに管理され、その掛け金と運用益との合計額をもとに将来の給付額が事後的に決定される年金制度です。

確定拠出年金には企業型年金個人型年金の2種類があります。

企業型年金

企業型年金は会社が労働組合等の承認を得て企業型年金規約を作成して導入する制度です。掛け金は会社が拠出しますが、規約に定めた場合に社員も掛け金を拠出することが認められています(マッチング拠出)。

掛け金の運用は会社が契約を結んだ信託銀行や生命保険会社などの資産管理機関に拠出し、その運用収益とともに加入者個人ごとの勘定で管理されます。

掛け金の運用先は会社が運営管理業務委託契約を結んだ運営管理機関が示した運用商品から加入者がそれぞれ選択し、給付は加入者が運営管理機関に給付金を請求し、運営管理機関が給付金額を決定するとともに、資産管理機関から支給されます。

個人型年金

個人型年金は国民年金基金連合会が主体となって運営され、加入希望者が金融機関を通じて国民年金基金連合会に申し込みをします。

掛け金は加入者自身が拠出することになります。その際には給与天引きによって会社側が納付するか、加入者本人が納付するか、どちらかを選択します。

個人型年金は国民年金基金連合会が資産管理機関の役割も担いますが、実際には国民年金基金連合会から事務委託された金融機関が資産管理を行います。運用は企業型年金と同じく、加入者が運用指図をし、給付は加入者が運用管理機関に給付金を請求して支給されます。

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