退職とは

退職とは、労働者が自分が所属している会社との間で締結している労働契約の解消の意思表示ということができます。

労働者側からの申し出による退職は、原則的に2週間以上前申し出れば認められることになっています。

合意の上での退職とは

合意退職とは、文字どおり労働者と会社側との合意による労働契約の解消のことをいいます。一般的には「自己都合退職」ともいわれますが、労働者側からの一方的な退職の意思表示による退職や、無断退職はこれには該当しません。

口頭による退職の意思表示も効力が認められないわけではないですが、普通はキチンと退職願を会社に提出し、それを会社が承諾して初めて退職が成立します。

退職願いの効果

退職願等の種類としては、辞表、退職願、退職届、依願退職願などさまざまなものがあります。これらの退職の意思表示に関する書面には、次に挙げる3つの効力が生じます。

 ①一方的な退職の通告
 ②合意退職の申し込み
 ③申し込みに対する使用者側の承認

①は会社側に渡った時点で効力が発生し、会社側の同意がない限り労働者側の撤回はできません。
②は会社側の承認が下る前であれば原則的にいつでも撤回可能です。
③の場合、会社の承認があったかどうかの判断が難しいので、受理を承認した場合としなかった場合の両方の判例が過去に起こっています。

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