マイナンバー制度の目的

マイナンバー制度施行の目的は「マイナンバー制度とは」で少し記述したとおり、大きく分けて「行政の効率化」「国民の利便性」「公平・公正な社会実現」の3つに分かれます。

行政の効率化

行政の効率化とは、簡単にいえば官公庁の業務が効率よく行われるということです。

効率化が図れると時間や人員が削減可能になり、最終的にはお金の節約に繋がります。官公庁でかかるコストは当然私たち国民から得ている税金なので、行政の効率化によって税金の負担現象により、より良い行政サービスが受けられるようになると考えられています。

国民の利便性

官公庁など、役所での諸手続きがより簡単になるということです。

マイナンバー制度の導入によって今まではハンコやその他の添付書類を持って役所に足を運ばなくてはいけなかった手続きが自宅のパソコンから一気にできるようになったりします。

公平・公正な社会実現

私たちは運転免許証、基礎年金番号、雇用保険番号、預金口座の番号、など既に多くの「番号」を持っています。

ですがこれは当然別々の番号なので、これらの持ち主が同一人物であることを確認するには統合して照会する機関が必要になってきます。

一方でマイナンバー制度では、1人に対して1つの個人番号が与えられるだけなので本人確認が容易になります。

これによって年金などの社会保険料の未納や過払い、脱税などを防ぐことが可能となり、世の中の不公平さの現象に繋がると考えられています。

給与計算代行のライト社会保険労務士法人・トップに戻る