労働法とは

労働法とは、労働者が会社で安心・安定して働ける環境を整えるために、労働者の権利を保護する法律のことです。
労働法は、労働関係に属する法律だけでなく、政令・省令といった法令や通達、判例などを含めた総称であり、主に次の種類の法律から構成されています。

労働基準法・最低賃金法

会社と労働契約を結ぶにあたって、どうしても弱い立場になりがちな労働者が、労働時間や賃金といった労働条件や待遇面において不当な扱いをされないように、使用者(会社)側に一定の最低基準を設けている法律です。(詳しくは「労働基準法」を参照)

労働契約法

個別の労使間の紛争を未然に避けるために、労働契約に関する民事的なルールを明確化した法律です。
労働基準法などと同様に労働者を保護するとともに、個別の労働関係の安定を図ることを目的としています。

労働者災害補償保険法・雇用保険法

労働者が労働時間中に負傷、またはそれが原因で失業してしまった場合に国が必要な給付を行って、労働者を救済する法律です。労災保険制度と雇用保険制度に分かれています。

労働組合法・労働関係調整法

集団的な労使関係について定めた法律です。
「労働三権」の保護や労使間の調整を目的としています。

その他の法律

社会的状況の変化に対応している、具体的な方策を定めたさまざまな法律が制定されています。
雇用形態の多様化に対応した労働者派遣法パートタイム労働法、女性の社会進出や能力の発揮を促すために制定された男女雇用機会均等法、仕事と子育ての両立をしやすくする育児・介護休業法などがあります。

労働法の主な種類画像

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