労働組合とは

労働組合とは、会社に所属している労働者が中心となって自主的に労働条件の維持や改善、その他経済的地位の向上を図ることを目的として組まれた団体のことをいいます。

労働組合は労働基準法にて定められている最低水準以上の労働条件を勝ち取るために、共通の利益や目標を持っている労働者が団結することで使用者(会社)側と団体交渉を行う母体となります。

日本の労働組合は、企業別の労働組合をメインに組織されており、企業別に対応することが難しい課題に取り組むためにそれらが集合して産業別の労働組合が形成され、さらにそれらが全国的な中央組織を形成しています。

労働組合の主な結成要件

労働組合の結成には特別な申請の届出や許可申請は必要ありません。複数名の労働者が組合の結成に同意し、宣言を行えば成立します。

ですが、労働組合法に対応した「法適合組合」となるためには、次に挙げる条件を満たす必要があります。

 ○労働者が自主的に組織し、運営していること
 ○会社における経済的地位の向上を目的とし、政治的・社会的な目標を掲げないこと
 ○使用者側の利益代表者が組合に参加していないこと
 ○組合の運営に関して使用者からの経済的な援助を受けていないこと
 ○運営方法などの規定について規約を作成していること

給与計算代行のライト社会保険労務士法人・トップに戻る