諸外国の例に見るマイナンバー

マイナンバー制度は日本固有の制度ではありません。むしろ世界的に見た場合、日本は国民一人ひとりに番号を付与することで管理を実施する制度においては後発国といえます。

マイナンバー制度は大きく分けて3つのタイプに分類されます。
まず1つ目が「フラットモデル」というもので、一人の個人に同一の番号を採用するというものです。アメリカや韓国、スウェーデンなどがこのタイプを採用しており、日本もこのタイプを目標にしています。

2つ目が「セパレートモデル」です。扱う分野ごとに異なる番号が付与される制度で、万が一情報が漏洩してしまった場合の被害が抑えられるというメリットがあります。ドイツやフランスといったヨーロッパ諸国で採用されています。

3つ目はフラットモデルとセパレートモデルの中間的なもので「セクトラルモデル」というものです。分野によって付与される番号は違うものの、比較的容易に番号同士を連動させることができます。オーストリアやベルギーでこのモデルが採用されています。

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