増えゆく介護離職者

総務省の調査によると、2012年10月時点で家族を介護しながら仕事をしている人の数は240万人まで増えたとのことです。今後は高齢化の進行に伴い、今以上に要介護認定を受ける人が増えることが予想されるので、家族の介護と仕事の両立を図る人も増加することが見込まれています。

家族の中に介護が必要な人が発生した場合、従来では男性が働き続け、女性が家庭に入って介護の役割を担う、というパターンが少なくありませんでした。ですが未婚率の上昇や夫婦共働き世帯の増加によってこうしたケースは少なくなり、今後は男女問わず家族の介護のためにワークスタイルを調整せざる得ない労働者が増えることが予想されます。

過去1年間に離職した人のうち、その理由が介護や看護のためである人は過去10年で8~9万人を推移しています。今後介護の必要な高齢者が急増する時代を迎えればこの数字も増加する可能性もあります。これらのことからも企業は介護と仕事を両立できるような労働環境の整備が求められています。増えゆく介護離職者画像

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