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慶弔見舞金

慶弔見舞金は労働者本人やその家族の冠婚葬祭に対して会社が臨時で支給するものです。
慶弔見舞金は会社が恩恵的･一時的に支給するものなので、厳密にいうと給与項目の一部ではありません。（詳しくは「給与の定義」を参照）

慶弔見舞金の種類としては主に以下の項目が挙げられます。

　○結婚祝い金
　○出産祝い金
　○弔慰金
　○傷病見舞金

慶弔見舞金は法律で義務付けられている制度ではなく、制度化するか否かは会社に委ねられており、支給する事柄や対象となる家族の範囲、支給額まですべて会社で定めることができます。

これらは就業規則に明記するか別途慶弔見舞金の規程を作成し、労働者への周知を徹底することが重要となります。

慶弔見舞金は課税か非課税か

慶弔見舞金は労働者の労働の対価として支払われるものではなく、会社側が恩恵的に臨時で支給するものなので税務上一般的には所得税の課税対象とはなりません。

しかしながら、支給する額が社会上常識的な相場ををあまりにも上回る高額であったり、冠婚葬祭の事案以後定期的に支給されるようになった場合は賃金とみなされ、所得税の課税対象となる可能性があるので気をつけましょう。

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